Ping Pong まっさ

外コン出身の卓球好き「まっさ」の卓球ブログ

【ロジカル卓球】PDCAで考える( その2 ~ "D"oと"C"heck )

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1. PDCAとは?

PDCAサイクルという言葉を読者の皆さんは聞いたことがあるだろうか。企業などが事業活動を行っていくうえで、継続的に業務改善をしていくための手法の一つである。PDCAの名称は、サイクルを構成する頭文字からできている。卓球においても、上達を継続的かつ効率的に図るためには、PDCAサイクルを回すことが重要である。

前回の記事↓

massa-tt.hatenablog.com

前回は"P"について触れたので、今回のエントリでは"D"と"C"について。

2. "D"と"C"の意味

”D"はDoの略であり、"C"はCheckの略である。それぞれ日本語では「実行する」、「評価する」などと訳される。"D"と"C"は、前回の記事で紹介した"P"のプロセスにおける「計画」を「実行」し、その実行結果を「評価」するというプロセスである。当然のことであるが、"P" =「計画」があっての、"D" =「実行」であり、"D"があっての、"C" =「評価」である。
ゆえに、勘のいい読者の方ならもうお分かりいただけるだろうが、PDCAサイクルにおいて最も大切なプロセスは"P"である。要は"P"の設定がイケてないと、"D"も非効率なことの実行になるし、"C"もほとんど意味がなくなる。これ、大事です!!

とにかく、最初の"P"の設定が重要であることは理解して欲しい。そのうえで、"D"と"C"について言えることは、"P"を意識しながら"D"と"C"のプロセスを回すことが必要となる。

では、"D"と"C"について具体的に見ていこう。

3. ビジネスにおける"D"と"C"

例えば、"P"のプロセスで設定した計画が、以下であったとする。 

・1か月後にアプリの作り方を理解する

この場合であれば、1か月間はアプリの作り方を理解する活動を"D"= 「実行」するというわけだ。(ただし、本来はもっと具体化されたデイリーの計画があり、それを実行することが望ましい)そして、設定した期限の1か月後に、「計画」が「実行」されたかを、"C"= 「評価」するというプロセスに移っていく。

評価の際には、定量的に評価できると尚よい。例えば、「アプリの作り方を学ぶための書籍を3冊読んだのでOKとする。」などである。ここでも、可能であれば"P"の段階で定量的な目標設定を計画に盛り込んでおくのが望ましい。

ビジネスにおいてはこんな感じである。

4. 卓球上達における"D"と"C"

では、卓球上達においてはどうか。例えば、"P"のプロセスで設定した計画が、以下であったとする。

・1か月後に 「下回転サービスを出して、ツッツキが来た後の3球目ドライブを90%の成功率にする 」

この場合であれば、1か月間は課題練習で下回転サービスからのツッツキ打ちの練習を"D"= 「実行」していくわけだ。管理人はこの時のやり方が重要であると考えている。後続の"C"のプロセスをやりやすくするためにも、練習の組み立てをきちんと考えるべきである。 

センスのない例としては、闇雲に1ヶ月全面ツッツキからの練習をすることだろう。本来はまず現状を知るべきなので、最初に少しだけ試合を想定してどのコースにツッツキレシーブが返ってくるかわからない、いわゆる全面ツッツキからの展開を練習する。そこで初めて自分の苦手なコース、90%ドライブが入らないコースが見えてくるはずだ。そして、その苦手なコースのみに絞ってツッツキレシーブをしてもらい、ドライブする練習をする。
最低限フォア、ミドル、バックの3コースに関して、そのコースだけにツッツキが来る場合に90%ドライブが入るようにしてから、全面にツッツキレシーブからの練習は始めるべきである。こうすることで、仮に1ヶ月後に計画が達成できていない場合でも、"C"のプロセスで原因を特定しやすくなる。

この原因の特定に関しては、コンサルタントの基礎であるロジカルシンキング的な思考が役に立つので、その内容も今後書いていきたいと思う。 

以上。

PDCA最終回はこちら↓

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